◆洋風披露宴
イスに座って食事を楽しみながら披露宴を進めていくというスタイルです。
一般の式場を利用する場合、ほとんどがこの方法で披露宴を行なうことになります。
食事は、和風、洋風、中華風またはその組み合わせなど、内容にこだわらず行なうことができます。
招待客の顔ぶれに合わせて選びましょう。
司会者が進行係となって、宴会をとりしきります。
◆和風披露宴
披露宴の会場が自宅、あるいは料亭などの場合は座敷を使って行なわれることが多く、披露宴の進め方も純日本風のものになります。
料理も和食中心で、お膳を囲んでの「宴会」的な雰囲気が強く、なごやかなものになります。
新郎、新婦も自由に席を立って、招待客にお酌をしてまわったりすることができます。
式次第は、洋風披露宴と特別異なったものはありません。
ちがいといっても、会場が日本間であるため、席の立ち方や座り方に少し気をくばる必要がある程度です。
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米国の言語学者ランキン博士の調査では、「米国人の一日の生活時間の七割は言葉によるコミュニケーションで相互理解を行なう」としている。
言語によるコミュニケーションの構成は、次のとおりである。
(1)書く 9% (2)読む 16% (3)話す 30% (4)聞く 45%
コミュニケーションは一方通行であってはならない。
相互伝達でなくてはならないことが、このデータの「話す 30%」に対して「聞く 45%」によくあらわれている。
また聞くことの重要さもあらわれている。
"聴聞三得" 東洋のことわざだが、人の話をよく聞くと三つの得があるといわれる。
(1)相手に熱心さを伝える
(2)貴重な情報が入手できる
(3)広く世間を知り、賢くなる
ギリシアの神話では、人間の顔に口が一つに対して、耳が二つあるのは、「喋る二倍、人の話を聞け」ということだと教えている。
人は話を聞いてもらうことで、「悩みは半減し、喜びは二倍となる」
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万が一、挙式直前になって新郎新婦が急病や事故で式を中止する場合は、ただちに招待客に連絡をとります。
全員に中止を伝えることができなかった場合は、当日に受付だけを出してもらい、親と媒酌人が事情を話して、ていねいにおわびをします。
親の急病や事故のときは、式や披露宴を行なったほうがいいでしょう。
おめでたい席ですので理由は伏せて、「やむを得ない事情で...」とし、司会者か媒酌人から出席者にお詫びしてもらいます。
媒酌人の一方および両方が遅刻、欠席する場合は、急きょ他の夫婦に式の立ち会いをお願いします。
当日の遅刻、欠席ならば、出席者の中からふさわしい夫婦を捜します。
あいさつに必要な新郎新婦の経歴などをメモに書いてわたし、打ち合わせをします。
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◆結納
地方や家によってさまざまなので、双方の意向を尊重し、必要ならば調整します。
仲人が進行係になることが多いため、本人たちとよく話し合ってどのような形式で取り交わすか打ち合わせます。
婚約式や婚約披露パーティーなどでは、立会人としてあいさつをし、二人の婚約を参列者に報告します。
◆和風披露宴
和風の場合も、洋風披露宴と式次第はあまりかわりません。
料理に日本料理を使い、座敷にすわって行ないます。
かつて、披露宴のほとんどはこの形でした。
洋風披露宴と異なる点は、招待者側の親族が、来賓席を回り、お酌をして、あいさつを交わしたり、来賓が新郎新婦の席へお酌をしに立っていいことです。
席次は床の間(上座)を背にして、右側に新郎と媒酌人、左側に新婦と媒酌人夫人がすわります(床の間の位置が逆なら男女の位置も逆になる)。
双方の親、親族は末席にすわるのが一般的です。
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神前結婚式の歴史は比較的新しく、明治三十三年に大正天皇のご成婚の儀を記念して、東京大神宮で行なったのが最初でした。
以後これにあやかって希望するカップルが殺到し、現在の神前結婚式という形ができあがったのです。
式次第は式場によって多少違ってきますが、作法は係員から事前に説明があるほか、式場内でもすべて指示してくれますから、それに従っていればだいじょうぶです。
式そのものは二十分から三十分ほどです。
神前結婚式は神社の神殿で行なう場合、専門式場、ホテル、料亭などに設けられた神殿で行なうものとがあります。
(1)入場
斎女(巫女)の先導によって、新郎新婦を先頭に、新郎の右側に媒酌人、新婦の左側に媒酌人夫人が付き添います。
次に、両家の両親、新郎の家族・親族、新婦の家族・親族の順に入場します。
入場のしかたは式場によってやや異なります。
(2)参進の儀
一同が着席すると雅楽が奏され、開式を告げて、斎主(式を司る神職)が清めのおはらいをします。
(3)修祓の儀
神職が祓詞(はらいことば)を述べ、身のけがれをはらい清めます。
(4)祝詞奏上
斎主が神に二人の結婚を報告し、祝詞を読みあげます。
一同は起立して、拝礼します。
(5)三献の儀
三三九度ともよぶ夫婦のちぎりを結ぶ杯事です。
(6)誓詞奏上
新郎新婦が神前に進み出て、結婚の誓いを読みあげます。
読み終えたら、誓詞を左巻きにして玉串案の上に置き、お互いに顔を見合わせるように内回りに回って席にもどります。
(7)指輪交換
本来は神前結婚式の儀式ではありませんが、申し込めば盛りこんでくれます。
交換のしかたはキリスト教式と同じです。
(8)玉串奉奠
榊の枝に四手をつけた玉串を神に供えます。
(9)親族固めの杯
一同の杯に神酒がつがれたら起立して三回に分けて飲みほし、親族のちぎりを固めます。
(10)退場
斎主が再び祝詞を述べた後、一同起立して神前に拝礼し、斎主、斎員、一同の順で退場します。
三三九度の盃
新郎新婦のどちらから飲み始めるかは、式場によって違います。
斎女が大、中、小の三つの杯を重ねて三方にのせ、新郎新婦の前に進みます。
酌女は一、二とつぐまねをし、三度目でつぎますから、飲む方も二度口をつけ、三度目で飲みほします。
これを新郎新婦で交互に三度ずつ繰り返します。
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