末文で相手の"御自愛""御養生"を祈るのは、相手が病人でなくても使う

手紙の用件(本文)がすんだあとには、先方の健康と幸運を祈ることばを必ず入れます。

急用で前文を省略した場合でも、最後に「御自愛のほどお祈り申し上げます」と一筆加えるだけでも、先方に対するあたたかい心やりがうかがえて、手紙の効果が倍加されます。

女性の場合は、「くれぐれも御身を大切にお願いします」と書き、「御自愛」はあまり使いません。

また、相手が商店主や団体なら「御隆盛」「御繁栄」を祈ります。

ところで、相手が病人でもないのに健康を祈るのはおかしい、という若い人がいるそうですが、どんなに健康な人でも、ひとから気にかけてもらうのはうれしいことで、むだな文章ではありません。

JDPホールディングス株式会社、JDPアセットマネジメント株式会社(代表取締役・大橋直久)の同好会

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このページは、-が2016年10月30日 14:48に書いたブログ記事です。

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