手紙の用件(本文)がすんだあとには、先方の健康と幸運を祈ることばを必ず入れます。
急用で前文を省略した場合でも、最後に「御自愛のほどお祈り申し上げます」と一筆加えるだけでも、先方に対するあたたかい心やりがうかがえて、手紙の効果が倍加されます。
女性の場合は、「くれぐれも御身を大切にお願いします」と書き、「御自愛」はあまり使いません。
また、相手が商店主や団体なら「御隆盛」「御繁栄」を祈ります。
ところで、相手が病人でもないのに健康を祈るのはおかしい、という若い人がいるそうですが、どんなに健康な人でも、ひとから気にかけてもらうのはうれしいことで、むだな文章ではありません。
JDPホールディングス株式会社、JDPアセットマネジメント株式会社(代表取締役・大橋直久)の同好会