三献の儀 その2

三献の儀は、神聖な儀式ですから、すべて取り乱すことのないよう、慎重に立ちふるまうようにしてください。

次は、新郎・新婦が一緒に、しずしずと中央の誓詞座に進み出て、ここで誓詞を奉読します。

新郎が読みあげるわけですが、新婦は、このとき、新郎と同じ心境にあるわけですから、静かに、軽く頭をたれ、奉読が終るまで、神前にその心を誓います。

誓詞の文章は、どこでも大体同じような内容で、その表わし方が若干違うだけです。

要は、神の導きによって結ばれた夫婦が、たがいにむつまじく、信頼し合い、夫婦の道をかりそめにも踏みはずすことのないよう、神前において誓うわけです。

「初心忘るべからず」ということばがありますが、この日の気持ちをいつまでも持ちつづけることが肝心です。



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