2018年6月アーカイブ

洋室へ案内する場合、なかに主人などの家人がいるときには、コツコツとノックをし、「はい。」という答えを待って、ドアをあけます。

そして、案内役は「失礼いたします。」と小声にいいながら、会釈して、先になかにはいり、 「○○さんがいらっしゃいました。」と告げます。

それに応じて、主人が、 「ああ、そう。・・・どうぞこちらへ。・・・」と席を立つと、

案内役も、「どうぞ、こちらへ。・・・」と、客を招じ入れます。

また、なかに、だれもいないときは、むろん、ノックをせずに、ドアもあけ、「どうぞ、・・・」と、室内へ招じ入れてから、自分も室内にはいって上座の椅子をすすめます。

洋室での上座は、暖炉の前、暖炉のない場合は入り口から遠い場所が上座です。

もっとも、客は、主人との挨拶がすむまでは、上座を遠慮して、下座につくことが多いので、その際は、案内役は、むりに上座をすすめないようにします。





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出迎え方・取次ぎ方

客が玄関の外に立ってブザーを鳴らしたとき、または、玄関の戸をあけて、「ごめんください。」と案内を乞うたときは、すぐに、「はい」と答えて、玄関の戸をあけに行きます。

自分は、玄関の近くの間におりながら、取次ぎはお手伝いの役目とばかり、

「○○子。玄関にお客さまだよ」などと呼びたてるのは、客の耳にはいっても、感じのよいものではありません。

だれでも、近くにいるものが、取次ぎに出るようにします。

玄関の戸をあけて、それが、予定の来客であったら、

「お待ちしておりました。どうぞ、おはいりください。」と迎えいれます。

また、予定の来客であっても、取次ぎが初対面である場合や、予定のない、不意の来客の場合は、

「いらっしゃいまし。」と一礼し、

相手が、「○○で(ございま)すが(あるいは、○○と申しますが)、ご主人(奥さま、光夫君、光子さん、など)がいらっしゃいましたら、ちょっとお目にかかりたいのですが、・・・」というふうに申し出たら、

「少々、お待ち〉ださいまし。」といって、奥へ取次ぎにはいります。

そして、主人その他から、応接間なり客間に案内するように指示されたら、取次ぎの人は、ふたたび、玄関へひきかえして、

「お待たせいたしました。どうぞお通りくださいませ。」と、招きいれます。

主人その他が取次ぎを受けて、自分で迎えに出たときも、同様にします。



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